2020年03月


«無人機関連(2)»

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    1.日本の無人機研究史(3)
 ・滞空型無人機要素技術の研究
 ・将来滞空型無人機システムの研究
 ・無人機用レーダの研究
 ・航空機搭載型小型赤外線センサシステムインテグ
  レーションの研究
 ・将来無人装備に関する研究開発ビジョン
 ・遠隔操作型支援機技術の研究
 2.その他研究




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«日本の無人機研究史(3)»

無人機研究史(2)で述べたように、日本は中・小型無人機の研究を推進したが、一方では新たな無人機の研究も開始した。


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将来無人装備に関する研究開発ビジョンより

本稿では現在までの日本の無人機研究について記述する。具体的には、上画像のような見通し線外で活動する滞空型無人機と戦闘支援用無人機が対象である。



«前史» 

時は1990年代、冷戦の終結で世界規模の戦争の発生は遠のいた。しかし、抑圧されていた地域対立が顕在化するなど国際情勢は新たな局面を迎えていた。


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弾道ミサイルの探知を目的とした将来センサシステム

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滞空型無人機のイメージ

日本周辺-特に北朝鮮は核兵器と弾道ミサイルの開発を推進し、1997年には弾道ミサイルの発射を強行した。
北朝鮮の脅威は、冷戦後の日本の安全保障に大きな影響を与えている。上画像のような将来センサシステムの研究も1990年代から開始された。

このような安全保障環境の中で、防衛省は1994年から2001年にかけて高高度無人機要素技術の研究を開始した。
この高高度無人機は、高高度を長時間滞空し、継続的かつ機動的に情報収集、監視、偵察等を行う。





[滞空型無人機要素技術の研究]

2003年から2008年にかけて滞空型無人機要素技術の研究が行われた。風洞模型や実験機を用いて飛行制御技術、衝突回避技術等を実証した。

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無人機運用構想
事前評価(2002年)と事後評価(2009年)

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実験機と研究年表

本研究の背景には弾道ミサイルの脅威の増大や戦域の広域化による、常続的な監視範囲の拡大が求められたことが挙げられる。
24億円の総経費で研究試作と試験を行った。

本研究では無人機のシステム構想設計を行うと共に、以下の3点の解明を目指した。

①構造変形や振動を考慮して細長い主翼を制御し飛行する構造連成飛行制御技術

② 細長い主翼を有する機体の自動離着陸技術

③他航空機と航空路を共有する上で必要な状況認知・衝突回避技術


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風洞試験の様子

構造連成飛行制御技術とは、突風などによる主翼の荷重をセンサで感知し、荷重を低減するように舵面を制御する技術である。
研究試作(その1)で風洞模型と試験機器が試作された。

空弾性飛行試験によって構造連成飛行制御技術を解明した。突風荷重を低減し、機体の重量軽減を図ることが可能となった。

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実験機

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レーダシステムを取り付けた実験機

自動離着陸機能はディファレンシャルGPSを用いる。
状況認知・衝突回避技術はミリ波レーダシステムによって実現される。このレーダシステムは実験機の主翼下に取り付けられている。


研究試作(その2)では自動離着陸と自動衝突回避機能について設計と試作を行った。
研究試作(その3)では状況認知機能の設計及び試作を実施した。

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タキシング中の実験機

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自動衝突回避の実証

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他国の滞空型無人機との技術比較

研究試作した装置は既存のモーターグライダーに搭載・試験された。試験時はパイロットが搭乗し、自律飛行時は手放しの状態で飛行した。試験場所は北海道広尾郡大樹町の多目的航空公園である。

飛行試験は計40フライトが行われ、予定していた全てのケースを終了した。

この試験によって低速自動離着陸技術と状況認知・衝突回避技術を解明した。特に後者は相手機のトランスポンダ搭載の可否にかかわらず衝突を回避できる。
なお、衝突回避対象にトランスポンダ非搭載機を追加したことから総経費と研究終了期間が増大した。



当研究は実施までにいくつかの変遷を経ているため、ここで述べる。

滞空型無人機の研究は、1998年から全機空力形状最適化、プロペラ構造最適化を検討するための高高度無人機の研究試作が実施された。


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旧計画と新計画

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2002年に構想されていた滞空型無人機(本計画)

2003年からは高高度無人機システムの研究として旧計画線表のような内容の研究を実施する予定であった。
しかし、事前の事業評価(2002年)の段階で、計画は新計画線表のような内容に変更された。この時に事業名も変更され、本件の滞空型無人機要素技術の研究が行われた。

なお、本研究の事前評価の時点で、上画像のような滞空型無人機が構想されていた。


本研究の成果は後の将来滞空型無人機システムの研究並びに無人機用レーダーの研究に反映された。





[将来滞空型無人機システムの研究]

将来滞空型無人機のシステム全体の構想設計を行った。また、以下の3点を性能確認試験で確認した。期間は2006年から2009年である。

① 機体運動に連動したデータリンクによる、機体遮蔽の最小化

② データリンクの多元化

③ 長距離伝送におけるデータリンクの信頼性の向上

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将来滞空型無人機システム(2012年の画像)

上画像のように、滞空型無人機の構想では弾道・巡航ミサイルの探知、脅威艦艇の発見、通信中継が任務として挙げられている。

本研究ではデータリンク技術について重点的に研究が実施され、衛星経由データリンクと直接データリンクとの切替等の飛行試験が行われた。

2006年から2008年にかけて研究試作を、2008年から2009年には性能確認試験を行った。

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改編前の技術研究本部の組織図

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改編後の技術研究本部の組織図

これまでの滞空型無人機の研究は技術研究本部第3研究所が実施した。しかし、2006年の組織改編によって新設された先進技術推進センターが本研究を実施した。
同センターの母体は第1研究所第3部である。

この次の無人機用レーダーの研究も先進技術推進センターが実施した。



[無人機用レーダの研究]
早期警戒滞空型レーダ技術の研究 という研究名称の場合もある

2007年から2010年にかけて、無人機用レーダの研究を実施した。同レーダは無人機への搭載を考慮し、小型軽量・省電力を特徴としている。

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運用構想と研究年表

開発目的として、ISR任務を行う滞空型無人機の実現には無人機への搭載を考慮したレーダシステムが必要になったことが挙げられる。

2007年から2009年にかけて研究試作を実施し、2009年から2010年は所内試験を行った。総経費は15億円である。

本研究での技術課題は以下の4点である。

①薄型アクティブアンテナの実現
②艦船、航空機、巡航ミサイルの所要距離での探知
③分散開口合成技術
④クラッタ抑制技術


研究試作ではレーダシステムが試作された。
以下には本件のレーダシステムについて述べる。


❶ハードウェア技術
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 従来のアンテナの冷却

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 本研究の方式

従来の送受信機能をもつアクティブアンテナは液冷装置により冷却され、熱移送装置によって排熱していた。
しかし、アクティブアンテナの空冷化は研究されていなかった。

そのため小型・軽量・低消費電力を特長とする、空冷アクティブアンテナについて研究する必要があった。

以下に試作されたレーダシステムの概要を述べる。


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 試作品の概観

空冷化した既存の送受信モジュールを8枚用いた、1台のアンテナを構成した。これによって128素子の素子アンテナを合成して使用できるアンテナを製作した。


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 外観説明


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 内部構造

・縦複合ユニット(送受信モジュール)
アンテナ1個に8枚実装されており、縦複合モジュール、パルス電源モジュール及び冷却フィンから成る。
縦複合モジュールは16個の送受信モジュール、ドライバアンプ及び16個のアンテナ素子で構成されている。

・制御ユニット
アンテナ1個分(128素子)の移相量の算出、送受信ゲート信号を縦複合ユニットに出力し、アンテナの動作を制御する。
励振受信器からのアンテナ制御コマンドの通信確認、送信ゲートによる送信デューティ確認、縦複合ユニットからの位相データをループバックして位相データの確認等を実施し、動作監視を行う。

・電源ユニット
励振受信器から送られてくるDC270Vを、各ユニットに必要なDC電圧に変換して各ユニットに供給する。

・アンテナマザーボート
制御ユニットから出力される位相データを各縦複合ユニットに制御ユニットから出力される位相データを各縦複合ユニットに分配する。
また、電源ユニット及び励振受信器のアンテナ電源からのDC電源を各縦複合ユニットに分配する。

・横給電回路
横給電回路では、縦複合ユニット8枚からのRF信号を合成、励振受信器からのRF信号を縦複合ユニット8枚に分配する。


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 空冷化された送受信モジュール

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 空冷方法

空冷による送受信モジュールの冷却が課題とされた。そこで送受信モジュールの放熱面を従来の約5倍とし冷却効率の改善を図った。
また、送受信モジュール2枚を裏面で向かい合わせ、2枚同時に冷却する。流路を確保し、軽量化、圧力損失の抑制を図っている。

冷却は、外気温度に応じた風量を設定できる送風機やファンを直付けして行う。



❷ソフトウェア技術
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 低空を飛行する小型目標の探知

巡航ミサイルのような小型目標はRCSが小さい。そのため探知にはクラッタ抑制が重要になる。固定レーダではクラッタの主周波数にフィルタリングを行い、目標を探知する(MTI)。

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 従来のクラッタ抑制技術と課題

しかし、航空機搭載レーダはレーダ自身が移動することでクラッタのスペクトルが拡大(ドップラー効果)し、MTIによる目標の探知は困難となる。

クラッタの周波数は機体速度に比例し、クラッタ発生源の方位によって異なる。つまり、ドップラ周波数範囲は方位に対応して拡大する。

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 STAPの概念

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 STAPの目的

そこで時間軸に加え、方位毎の受信データにウェイトをかけてクラッタを抑圧するSTAPが考案された。
課題としてはMTIと比較して処理に係る計算量が膨大になる点がある。
概念等は上画像を参照すること。


以下は試験について述べる。

アンテナの性能試験では試作品を用いて冷却性能と冷却時のアンテナ性能についてのデータを取得した。

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冷却時の様子

40℃の空気を0.1175kg/sの流量で送風したときの送受信モジュールの熱解析を行った。結果として最大温度が使用可能温度(既存送受信モジュールの使用可能最大温度:65℃)以下の60.5℃となり、空冷可能な事が確認された。

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得られたアンテナ性能(1台)

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冷却装置のサイズ比較

試験の結果、空冷でも液冷に匹敵するアンテナ性能を確認した。同じアンテナ数で比較した場合、冷却装置の重量、電源容量、容積が液冷と比べて6〜8割に削減可能な事が判明した。

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 想定試験環境

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 電波暗室での試験

屋内試験では電波暗室を用いて、実環境を模擬した試験を行った。方位毎にドップラ成分の異なるクラッタ電波を放射するアンテナを設置し、飛行状態を模擬した。

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 探知結果

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 条件による探知率の差異

屋内試験ではSTAPのリアルタイム処理を実現し、MTIより優れたクラッタ抑圧と探知確率を実証した。MTIとSTAPだけでなく、上画像のように様々な条件で試験を行った。

屋内試験の後に野外試験も行われた。

資料は殆ど無いものの、分散開口合成技術も研究された。

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目標の達成状況

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遠距離探知センサシステムの研究

無人機用レーダの研究は上画像の目標を達成し、2010年に試験を終了した。

本件でのSTAPと分散開口合成技術は、遠距離探知センサシステムの研究に反映された。
当該研究はレーダとIRSTのセンサ情報を融合させ、ステルス目標や弾道ミサイルをより遠距離探知する研究である。


本研究もいくつかの変遷を経ており、ここで記述する。

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将来無人機構成要素技術の研究

無人機用レーダの研究は2007年から開始されたが、2006年の事前の事業評価では将来無人機構成要素の研究という名称であった。

この研究では以下が研究対象として挙げられていた。

・無人機搭載用レーダ
・多段過給器付きのエンジンとプロペラを組み合わせ
 た推進装置
・協調飛行の飛行管理アルゴリズム
・ステルス高機動技術

総経費は40億円であり、上からもわかるように幅広い研究が予定されていた。
特筆するべき点としては滞空型無人機の他に、防空用無人機が研究対象になっていた。防空用途の無人機について明言されたのはこの研究が初めてだと思われる。

結局はこの研究は実施されず、レーダ技術のみを抽出する形で無人機用レーダの研究が行われた。






[航空機搭載型小型赤外線センサシステム
インテグレーションの研究]

2013年から2019年にかけて航空機搭載型小型赤外線センサシステムインテグレーションの研究(以下、IR OPV)が行われた。
赤外線センサや無人飛行用の装置を搭載したOPVを試作し、飛行試験を行った。これまでに研究してきた滞空型無人機技術の統合を図った。

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システム全体の概要

本研究の背景にはBMD用の滞空型無人機システムの実現に向けて、無人機や地上システムを含めた全体システム統合の実施が求められたのが挙げられる。
事前研究による無人機技術の蓄積で、システム統合に着手可能となった。

総経費は54億円であり、本研究の主契約者はSUBARU(旧富士重工)である。

本研究で実証する無人機システムの特徴的な技術課題は以下の通りである。

①継続監視技術
②自律飛行機能
③早期探知技術


以下に試作された無人機システムを述べる。

❶OPV
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 機体各部

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 OPVの諸元

機体の外観及び諸元は上画像の通りである。有人操縦と無人操縦が選択可能なOPV (Optionally Piloted Vehicle)が特徴である。

機体背面には赤外線センサを搭載し、データリンクを通じて探知情報を地上システムに伝送できる。データの伝送はデータリンクポッドで行う。

自動離着陸機能や他の航空機との自動衝突回避機能も備える。

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 継続監視技術

機体の飛行制御の特徴として自律運航が挙げられる。これは気象情報等の情報に基づき最適な飛行経路を自動生成するものである。
生成された飛行経路に基づき、目標の探知を行う。

❷地上システム
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 全体システムの概要

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 構想段階での地上システム

上の画像の通り、データリンクはダイレクトリンクと衛星リンクの2系統を有する。
地上システムはOPV及びOPVのセンサを管制できる。

なお、上画像2枚目には地上システムの構想が記述されているが、後述する滞空型無人機システムの研究の頃のものである。したがって本研究の地上システムが画像2枚目のものと同様であるかは不明である。


以下には研究試作と試験の流れを述べる。

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納入された飛行試験機

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システム設計

2013年〜2015年にかけて研究試作(その1)が実施された。IR  OPVの細部設計を実施した。

2014年〜2017年にかけては研究試作(その2)で、システムインテグレーションの有効性を確認するフィジカルシミュレーション試験が行われた。
この試験では継続監視技術や赤外線センサ(模擬)を用いた早期探知技術を検証した。

2015年〜2018年には研究試作(その3)として維持設計と誘導制御部、赤外線センサ制御部、地上システム、整備機材の試作を行った。

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初飛行を行うOPV

2018年10月には初飛行を行い、SUBARU社内で機能・性能・安全性を確認した。防衛装備庁による審査を経て2019年3月28日に同庁に試作品が納入された。

2019年10月から11月にかけて継続監視技術などの確認のため飛行試験を実施した。試験場所は北海道大樹町の多目的航空公園及び同周辺空域である。


本研究も実施までに変遷を経ているためここで記述する。

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機体構想及び研究年表

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試験構想

本研究は2012年の概算要求時点では滞空型無人機システムの研究という研究名称であった。2013年度予算では長時間の滞空性能が必要と認められず、研究内容の見直しを行った。そこで研究名称も航空機搭載型小型赤外線センサシステムインテグレーションの研究に変更された。

総経費は133億円を予定していた。

本研究との最大の相違点は、既存機を滞空に適した主翼に換装・改修する点である。自律飛行などその他の多くは本研究に準ずる。
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【研究開発(3)】

研究開発(3)では次期戦闘機と関わりの深い、無人機やミサイル技術について述べる。
個人撮影の画像は無断転載を禁ずる。

本稿では中〜大型の固定翼無人機を中心に扱う。回転翼型、小型、超大型の無人機はここでは記述しない。




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«無人機関連(1)»

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     1. 次期戦闘機と無人機
  2. 日本の無人機研究史(1)
     ・無人機の研究
  ・低速標的機の導入
  ・ロケット推進標的機
  ・BQM-34系列の導入
  ・研究用RPV
  ・チャカ系列の導入
     ・J/AQM-1
      3. 日本の無人機研究史(2)
  ・VTOL-UAVの研究
  ・UF-104
        ・多用途小型無人機
  ・無人機研究システム



«次期戦闘機と無人機»

この項目では、次期戦闘機(F-2後継機)と無人機の関係について述べていく。なお、ページ全体での無人機は無人航空機(UAV:Unmanned Aerial Veicle)の事を言う。

次期戦闘機と無人機の連携は、2010年の将来の戦闘機に関する研究開発ビジョンで初めて記述された。次期戦闘機は、そのコンセプトが初めて提唱された時から無人機との連携を考慮している。

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次期戦闘機

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次期戦闘機の無人機を含んだ戦闘コンセプト

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戦闘コンセプトの概要

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無人機との協力

上の画像からも分かる通り、無人機は敵ステルス機への対抗と数的な劣性を補うアセットとして位置づけられている。画像の無人機は敵航空機を探知するセンサの役割を果たす。
次期戦闘機は無人機の群制御を行い、センサとして活用する。画像の戦闘コンセプトは2040〜2050年頃に実現すると見積もられている。


2016年8月31日には将来無人装備に関する研究開発ビジョン〜無人航空機を中心に〜が発表された。詳細は別稿で述べるが、自律して有人機の戦術を支援する無人機が記述されている。

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有人機を支援する戦闘支援無人機
第4分類に分類される

この第4分類の無人機は、自律技術と高機動技術を含め2030〜2035年頃に技術課題を解明し得る見込みである。

次期戦闘機の開発では、「次世代技術」も搭載できる拡張性の確保が重点事項の1つである。その次世代技術として、戦闘機を支援する遠隔操作型の機体との連携が明記された。

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次期戦闘機と2020年度予算

2020年度予算では次期戦闘機の関連経費として、遠隔操作型支援機技術の研究が計上された。この研究自体は2019年から開始しており、各種有人任務の支援を行う支援機の構成要素技術を実証・確立する。








«日本の無人機研究史(1)»

日本の無人機研究史では日本の無人機の研究を中心に述べていく。海外から導入された無人標的機も先駆的役割を担っているため、その歴史もここで述べる。



[無人機の研究]

防衛庁技術研究本部による無人機の開発は、1954年から開始された「無人機の研究」まで遡る。この研究では液体ロケット推進の無人機を試作した。

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デルタ翼・ロケット推進型・指令操縦式の無人機

1962年に行われた試験では、デルタ翼・ロケット推進型・指令操縦式の無人機をヘリコプター懸吊状態から発進させた。1回の飛行に成功しシステムの成立性を確認して終了した。

当時の先端技術を活用しながらも、システム指向の研究であり、将来の無人機技術の課題を明らかにした。
「無人機の研究」が終了してから10年以上は要素研究の時代を経ることとなる。




[低速標的機の導入]

一方、「無人機の研究」が行われる中で海外(米国)の無人標的機の導入も進められた。1957年には陸・海自衛隊の対空射撃訓練用として低速標的機が導入された。

外見や諸元から、米陸海軍で射撃訓練用に採用されたOQ-19/KD2Rが基と思われる。当初はRadioplane社が開発と生産を担っていたが、1952年にノースロップ社がRadioplane社を吸収し事業を継続した。


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展示される低速標的機
通称RCAT(Radio Controled Aerial Target)

95馬力のレシプロエンジンで最高速度361km/hを発揮する。その他の諸元は画像の通りである。
RCATは1961年には日本電気(現NEC)でライセンス国産が行われ、途中からヤマハが生産を引き継いだ。




[ロケット推進標的機]

1960年から1963年にかけて技術研究本部では空中発射式のロケット推進標的機が開発されたが、装備化には至らなかった。




[BQM-34系列の導入]

1970年には、BQM-34-AJ(ファイアービー)のライセンス国産が富士重工(現SUBARU)で開始された。BQM-34はライアン社が1950年代に標的機として開発し、米陸海空軍で広く採用された。

ベトナム戦争では偵察機材を搭載した改修機が任務に従事するなど、標的機に留まらない活躍を見せた。この時代には標的機以外の任務に従事する無人機をRPV(Remotely Piloted Vehicle)と呼称するようになった。

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BQM-34Aファイアービー
改修機は写真偵察、ELINT、COMINT、ビラの散布、
SAMレーダーの探知識別など幅広い活躍をした

BQM-34Aは全長7m、全幅 3.93m、ターボジェットエンジンを搭載し、Mach0.96で飛行する。海上自衛隊では訓練支援艦「あづま」に搭載され、艦対空ミサイルへの標的機として運用された。

海上自衛隊は原型のBQM-34A、ライセンス国産のBQM-34-AJ、その改良型のBQM-34-AJ改の順に更新した。




[RPVの研究]

1976年には戦場での偵察任務を想定したRPVの研究(研究用RPV)に着手した。アビオニクスの小型化・柔軟性のある運用に対応するコンピュータ制御及びデータ伝送技術に限界があり、開発は難航する。しかし、基礎技術の蓄積に大きく貢献した。

1979年から1981年には引き続き、本格的なシステム研究用のRPVを研究した。1980年には主契約者の富士重工が研究試作一式を技術研究本部に納入した。

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研究用 RPV

研究用 RPVは画像の通り、無尾翼で推進式のレシプロエンジンを装備し、ロケットブースターによるカタパルト発射式、パラシュート回収(地上、海上)方式である。TV カメラシステムを搭載して地上に映像を伝送する。誘導制御は地上でのプリプログラムで行われる。

飛行試験は1984年までに5回実施した。

本件のシステム構成及び技術は、後の無人機の研究でも部分的に踏襲され、日本の無人機の原型とも言える。
RPVの信頼性・回収方法の改善など、技術課題の習得が行われた時期でもある。




[J/AQM-1]

1980年からは国産の無人標的機として「自律飛行型標的機:J/AQM-1」の開発が始まった。1987年には量産が開始され、富士重工が航空自衛隊に納入した。

AQM-1
F-15に懸架されるXJ/AQM-1

画像の通り、機体下部にポッド式のターボジェットエンジンが配置されている。なお、研究用RPVでの誘導制御技術は本件に活用された。





«コラム:国産無人標的機のその後»
J/AQM-1で標的機の国産化に成功した。その後の1997年には、改良型の航空機模擬標的:J/AQM-1Bの納入が富士重工によって開始された。外見はJ/AQM-1とほぼ同様であり、翼端にフレアを装着できる。


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航空機模擬標的の外観と諸元


2006年から2011年にかけてJ/AQM-1の一部代替として空対空用小型標的が開発された。川崎重工が主契約者である。

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機体外観

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機体構成

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運用構想

空対空用小型標的が開発された背景として、J/AQM-1では一部訓練で性能過大なことや防衛予算の圧縮によるコスト低減への要求がある。そのため、機体や制御装置の低コスト化が徹底されている。


AQM-1/Bの知見-特に誘導制御方式は、富士重工によると同社の多用途小型無人機・無人機研究システムに反映された。標的機のライセンス国産及び国産化は、日本の無人機技術に少なくない影響を与えたと言えるだろう。








«日本の無人機研究史(2)»

[チャカ系列の導入]

海上自衛隊は1981年度予算でノースロップ社製のMQM-74C(チャカII)を購入した。1982年11月からは「あづま」で運用を開始した。先程のBQM-34系列は高価なことから、より安価なチャカ系列を導入した背景がある。

陸空自衛隊は標的機としてチャカ系列であるBQM-74/E(チャカIII)を導入している。

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BQM-74E

米海軍が1960年代に新型無人標的機を要求し、チャカ系列は開発された。チャカⅡの諸元は全長 3.87m、全幅 1.76m、ターボジェットエンジンを搭載し、最高速度は900km/hである。

現在の米海軍はより高速なBQM-74E(チャカIII)に更新している。海上自衛隊も1993年からチャカIIIに更新を開始した。
日本での運用では主契約者が日本電気(株)、機体胴体は富士重工業(株)、整備はヤマハが担当している。

なお、陸上自衛隊向けの特殊な派生型としてチャカRが存在した。BQM-74Cを基に偵察型として改造され、第101無人偵察機隊に配備された。
行動半径の短さと写真現像に時間がかかるなどの理由から、2機が試験的に配備されるに留まった。



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チャカRの機体概要

※チャカRが配備される前の隊名は第301無線誘導機隊であった。2013年にFFRSを装備する北方方面無人機偵察隊に改編されるに伴い、チャカRは退役した。







[VTOL-UAVの研究]

1985年から2005年にかけてはVTOL-UAVの研究が実施された。主契約者は富士重工である。

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01
機体外観と研究の年表

研究の背景として、従来の標的機及びRPVはパラシュート回収が行われていたが着地点の不確実性や機体の損傷が問題となっていた。

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パラシュートでの着水後に回収されるMQM-74C

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VTOL-UAVの運用構想

そこでテールシッター方式による、定点での発進と回収を目指した。ロケットで射出され飛行し、水平飛行から垂直姿勢に移行して回収される。
技術確認用として多数のテスト及び試作機が作られたが、発進から回収までの一連の飛行を実証するには至らなかった。(後述)


本研究での主な技術課題としては
①垂直姿勢を保持する飛行制御技術
②水平飛行から垂直姿勢への遷移飛行技術
③機体誘導システム
④回収装置
の以上4点が挙げられる。


①と②の姿勢制御は以下の3つの制御で行う。

❶3軸反作用制御システム(RCS)
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 RCSの概要

水平飛行時のピッチアップとロールは主翼にあるエレボンで行う。しかし、垂直姿勢時はエレボンによる制御は期待できない。
そこでエンジンの抽気(Engine Bleed-Air)を主翼端部と機首及び尾部から噴出し、機体を制御する。

❷推力偏向ノズル
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 推力偏向機構の概要

当機構は垂直姿勢時の機体制御を担う。推力偏向はRCSによるロール制御と同時に行う。
構造としてはセラミック球面ベアリングがノズル根本に存在し、2本のアクチュエータで偏向する。

❸クロスベーンシステム
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 クロスベーンの機構
エンジンノズルの出口に十字形に4枚のベーン(羽根)が配置されている。4枚のうち3枚のベーンでモーメントを発生させる。残りの1枚は推力の調節に使われる。


③の機体誘導システムの概要について述べる。
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 機体誘導システムの構成

VTOL-UAVには独立したGPS/INS航法装置が存在する。地上装置は中距離ではレーザ測距で、短距離では複数台のカメラで機体のオレンジ帯を捉えてUAVの位置情報を取得する。
機体の位置情報は地上装置から機体に伝送され、機体側の航法情報と共に飛行制御コンピュータに送られる。


④の回収装置も同様に述べる。
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 回収装置の概要

回収装置は形式の異なる3つが試作された。トラップ型、ハープ型、ロープ型があり、この中でトラップ型が最も優れた性能を示した。


VTOL-UAVの研究では構想も含めると8つのタイプが存在する。
1つずつ挙げると

①VTOL-UAV実機案
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 機体の外観及び諸元

機体の諸元は画像の通りであるが、後の多用途小型無人機及び無人機研究システムを上回る機体規模である。
デザイン案のみで実機は作られていない。

②屋内姿勢制御モデル
画像は残っていない。無線操縦式の小型の実験機と伝えられている。シミュレーションで推力偏向について確認したあとに、本機を用いて推力偏向を行い実証した。
1988年から1989年の事である。

③屋内位置制御モデル
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 試験時の様子

カメラによる短距離での機体誘導制御を実証した。機体には電球が取り付けられており、複数のカメラは光を捉えて測距を行う。
この試験で手放し状態の位置制御を実証した。
1992年から1993年のことである。

④リグ試験(垂直姿勢制御)
04
 試験時の様子

01
 リグ試験のシステム構成

リグ試験では垂直姿勢時の姿勢制御技術-特にRCSが試験された。ピッチ、ロール、ヨーの3軸ジンバルであり、上昇と下降用のレールも備える。
リグ内の機体のエンジンはJ/AQM-1で使用されたものの派生型である。
試験期間は1990年から1992年の3年間

⑤遷移飛行実験機
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 機体の外観

52
 機体データの計測

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 遷移時のズーム画像

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 機体の諸元

この遷移飛行実験機は水平飛行から垂直姿勢への移行を試験した。無線操縦式であり飛行データや位置情報、飛行経路を収集した。
試験期間は1991年から1992年である。

⑥フルスケール回収ダミー
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 機体の外観

フルスケール回収モデルでは先の回収装置について、3つの異なる回収アタッチメントを試験した。
ジェットエンジンを備える。

プローブ式、銛式、ホック式の3つが試験対象である。(外観は回収装置の項目を参照)

試験期間は1993年から1995年

⑦フルスケールホバー試験機(フェイズ1)
02
 飛行試験の様子

44
 機体の概要

試験内容は垂直姿勢時の機体制御、短距離機体誘導システム、回収作業の3点を実証した。
試験期間は1994年から1996年の3年間

⑧フルスケールホバー試験機(フェイズ2)
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 試験時の様子

フェイズ2では中距離での機体誘導用に、レーザリフレクターとGPS/INS航法装置が取付られた。
試験期間は1997年から2000年


VTOL-UAVは、最終的に発進から回収までの一連の飛行を自律で行うには至らなかった。テールシッター式の無人機もこれ以後は開発されていない。

しかし、本件の成果の一部は携帯型飛行技術と融合し後の球形飛行体の着想になった。

50
技術研究本部で開発された球形飛行体

携帯型の無人機は本稿の趣旨から外れるため、ここでは記述しない。







[UF-104]

1988年、既に用途廃止となったF-104Jを無人機化し高機動標的機に改造する計画が開始された。この無人機化されたF-104Jは「UF-104」の制式名称が与えられた。

UF-104J
34
UF-104と研究スケジュール

研究の背景には、航空自衛隊が対米空軍のQF-4のような実機標的を用いた実弾射撃訓練を要求したのがある。
有人機のエアフレームを流用し対戦闘機訓練に必要な高機動性、実弾射撃訓練に必要な標的の無人化 以上2点の両立を図る。

三菱重工を主契約者とし、2機の試改修と12機が量産された。開発には米国のハネウェル社とモトローラ社が参加し、三菱重工と共同で推進した。

運用者は硫黄島基地隊の無人機運用隊である。1994年から運用を開始し、1997年に成功裏に運用を終了した。


F-104の無人化には以下が課題として挙げらる。

①米国製の機体で詳細な機体データが日本国内に無い
②設計が古く、無人化とそれに伴うFBW化適性の欠如
③着陸速度が315km/hと速い
④地上操縦装置と機体動作の遅延(0.15秒)
⑤地上操縦による操縦感覚の難化
⑥滑走路長の制約と墜落への非許容性の大きさ

特に③④⑤⑥は相乗効果となり、地上パイロットによるUF-104の着陸制御を更に難しくさせた。予算の制約も課題であった。


以下はUF-104のシステム概要について述べる。

❶機体概要
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 格納庫内のUF-104 YouTubeより転載

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 飛行するUF-104 YouTubeより転載

機体の操縦は地上からの無線操縦式で、自律飛行も行える。ただし、元の操縦系統を残してFBW化したため有人操縦もできる。

オートパイロットとスロットルコントロールでの水平/速度維持も可能。更にこれらは2重化されている。

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 コックピット前面のTVカメラ 

43
 コックピット後ろ-機体背面のTVアンテナ

コックピットのパイロット・アイライン上には下向き5°でTVカメラが配置されている。視界は左右46°、上下35°でカラー映像を撮影できる。
このカメラの映像は地上装置に伝送され、操縦及び離着陸に使用される。映像はL帯電波を用いて地上装置に伝送される。

レドーム上面には長さ1mの黄色のヨーストリング(紐)が取り付けられている。地上パイロットは機体カメラを通じてストリングを見ることで、横風の状態を把握する。

無線操縦時の信頼性を確保するため、アンテナは機体の上面と下面に取り付けられる。370kmの操作範囲を持つ。

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 機体内部のブロック図 点線より左が追加部分


FBW化にあたっては

・デジタル式の無人機制御装置(DFCC)
・大運動用センサ(追加センサ)
・舵面作動アクチュエータ(DSCS)
・スロットル作動アクチュエータ

などが追加された。
DFCCはアナログ式のバックアップも有する。

追加された2種のアクチュエータは機上コックピットからの入力を代替し、既存の操縦系統を動かす。
DSCSには電動式の2重構成のスマートアクチュエータを搭載した。日本で初の搭載例である。


❷地上システム/データリンク
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 UF-104の運用図

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 地上装置の内部 Youtubeより転載

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 地上コックピットの外観 Youtubeより転載

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 伝送された機体映像 Youtubeより転載

地上装置は以下のような構成である。
・地上コッピッ
・電波の送受信装置
・TV電波の受信装置
・諸信号処理装置
・オペレータ・コンソール

地上コックピットではパイロットが機体カメラの映像をモニタしながら、機体を操縦する。
操縦席は計器類を含めF-104のものを再現しているが、簡易固定型で体感は模擬できない。ただし、70種のコマンド信号・100種のテレメトリ信号で実機と同等の操縦性を有し、機体パラメータの把握ができる。

18.5km以下の航法はカラーTV映像を、それ以遠の航法は地図と機体位置をモニターして行った。55km以遠でもTVカメラは水平線を伝送し、姿勢計として働いた。

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 トラッキングアンテナ Youtubeより転載

電波の送受信装置は2個のトラッキング・アンテナを有し、それぞれ20mと25mのタワーに設置された。
アンテナは直径8m、出力100W(min)、2重系カセグレンアンテナで帯域はCバンドである。
地上アンテナは370kmの範囲で常に機体を追尾し、追尾が外れると自動で1秒以内に機体追尾を回復する機能を備えた。


❸着陸誘導
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 地上コックピットの着陸誘導画面

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 実際の着陸時の画面 Youtubeより転載
 中心に赤いガイダンスサークルが見える

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 着陸時の機体位置の算出

UF-104の着陸は、機体カメラ映像に重ね表示されたガイダンスサークルの中心に機体マークを合わせて行う。画面にはフラップやギア、燃料残量も重ね表示される。

ガイダンスサークルは適正アプローチを示し、機体位置と状態を基に表示される。機体位置の算出はトラッキングアンテナの測定でなされる。

近距離ではトラッキングアンテナの測定精度が十分で無くなり誤差が生じる。各種機器の固有誤差の較生、トラッキングアンテナとの滑走路間の精密測定、飛行前の気圧計の調整 といった手法で誤差を小さくした。

最終的に誘導時の横ズレは1〜2m、縦ズレもパイロットに違和感を感じさせない精度を獲得した。

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 機体の制御則

着陸時は常にTVカメラ内に滑走路を入れる必要がある。そのため着陸操作時は滑走路と正対する方法が最善である。実際には横風が存在するため、横風へのサイドスリップも考慮する。
横風に対しバンク角を変化させても方向は変わらず、その逆も同様ならば操縦が容易になる。

そこで上画像のような機体制御則を開発した。方位角と主翼水平保持のオートパイロットと重ねることで、方位角かバンク角のどちらか一方のみの制御を可能にした。

48
 機体制御の例 
 バンク角と方位角の一方のみの制御を可能とした

地上装置と機体動作の遅延を考慮し、機体操作は少なめの操作をゆっくり行う方法が最適とされた。

着陸支援としてはAOAオーラル・トーンも導入されている。適正な着陸速度の場合は600Hzの定常音を、それより高速な場合は400Hz、低速な場合は1600Hzの断続音を含めたトーンで表示した。
機体が接地した瞬間を300Hzのトーンでパイロットに伝え、残りの滑走路長さを有効に利用する信号とした。

更に、オーバーラン対策として滑走路オーバラン上での高度35フィートを閾値と設定した。電波高度計をセンサとして1300HzのトーンとTV画面の赤い縁取りでパイロットに知らせる。パイロットに的確な着陸復行の判断を促す。



15
地上試験の様子

以下には試験の流れを示す。
地上試験(フライトシミュレーション試験)は以下の3つに分類される。

①簡易シミュレーション試験
ハードウェアは上画像の地上コックピットと視界装置のみを使用する。F-104の空力および操縦系統の特性を把握し、システムの設計仕様を設定した。

②システム統合試験
①の効果を確認する。上画像の機体システムも含めた試験を実施した。

③地上確認試験
システム設計の最終確認を行う。上画像全ての機材を用いて試験を行った。

地上試験は三菱重工のパイロット(3人)と航空自衛隊飛行開発実験団のパイロット(4〜5人)によって行われた。


以下は飛行試験について述べる。

試改修機の初飛行は1990年4月19日に実施した。飛行試験では地上からの操作の他、パイロットが機体に搭乗した。機上のパイロットがオーバーライドする形で安全性を確保しつつ、地上操作への委任を徐々に増やした。
試験にはチェイサー機としてF-1、F-4も参加した。

無人着陸は1990年12月11日に行われた。1991年の試験完了までに23フライトが実施された。

試験の結果、着陸誘導システム並びに飛行制御則も満足する性能を示した。その後の量産機の運用も円滑に行われ、1997年1月には無事に運用を完了した。


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Youtubeより転載
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YoutubeにはUF-104の運用時の映像が投稿されているため、動画リンクを紹介する。画像の上にある下線部をクリックすると動画に飛べる。画像をクリックしても動画は流れないため注意すること。
UF-104の


UF-104は、有人機の無人機化やフルスケール無人機の運用ノウハウの獲得に貢献した。




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